Forkwell Jobs は「スキルとこだわりで選べるエンジニア目線の求人サイト」を謳い2013年6月にリリースしてから半年あまり。 これらの事例を始めとして、たくさんの転職につながるきっかけを提供してきました。
ただ私も何度か転職の経験があるのでわかりますが、求人への「応募」というのはけっこうハードルの高いアクションです。まず履歴書・職務経歴書を用意。そしてこちらから「採用してください」とお願いする形で、複数回に渡って一方的に審査を受け、不採用にされればそれなりに傷ついたりもする、非常にストレスフルなフローだと言えます。
もっと摩擦が少なく、効率の良いファーストコンタクトを求職者に提供できないかと考えて今回リリースしたのが、「ちょっと興味ある!」機能です。
これは求人を見た人が「おっ、ちょっと面白そうな会社じゃない? でも今すごく転職したいわけじゃないし、向こうが自分に興味を持ってくれるなら一度話だけでもしてみたいかな」と思ったときに使ってもらうということを想定したもの。
「ちょっと興味ある!」ボタンを押すと、自分がその求人に興味を持ったことが、その企業の採用担当者に通知されます。担当者は通知のあった人の Forkwellプロフィールページを見て、「なかなかよさそうな人だな。一度ウチのオフィスに来てもらって色々話をしてみたい」と思ったら、その人を招待することができます。
従来のフォーム応募とのフローの違いは以下の図で示されている通り。面接から以降の選考フローは変わらないのですが、「ちょっと興味ある!」アプローチだと「応募→書類選考」の部分が「『興味ある』の送信→企業からオフィスに招待して軽く雑談」に置き換わります。
この機能は開発中、個人的に「Ping応募」と呼んでいたのですが、とりあえず興味を持ったところに片っ端から Ping を打って、脈のありそうな会社とだけ話を進めればいいという、比較的摩擦の少ないエントリー方法です。
もし先方に興味を持ってもらえることができず、Ping がスルーされたとしても、不採用のお祈りメールと比べれば心理的ダメージも少ないでしょうし。
たとえば Ruby と Rails で転職先を探したいと考えているとき、Forkwell Jobs で検索すると約30件の求人(2014年1月現在)がヒットするわけですが、ここからさらに条件を組み合わせて半分に絞ったとしても、15件全部に応募して職務経歴書を送って書類選考されてというのは非常にしんどい。
でも「ちょっと興味ある!」ボタンで打診してみるだけなら、15社全部にアプローチすることも可能です。
ちなみに、求人企業の担当者からは下の画像のように「ちょっと興味ある!」を送ったユーザーが見られます。 この「オフィスに招待」のボタンから担当者が招待メッセージを送るようになっているのですが、担当者としてもこれだけでは誰を招待するべきか判断に困ってしまいます。
そこで、「ちょっと興味ある!」機能をご利用いただく場合には、ポートフォリオサービスである Forkwell のプロフィールページを充実させておく必要があります。Forkwell のプロフィールページには技術ブログや GitHub のリポジトリ、SlideShare や Speaker Deck のスライドといったものが登録できるようになっていますので、できるだけこれらを埋めておいていただければ、企業担当者に興味を持ってもらえて招待される可能性が高まります。
Forkwell Jobs のこの「ちょっと興味ある!」機能で、私たちはもっと多くのエンジニアとエンジニアを求めている企業に、将来につながるきっかけを提供できたらと考えています。ぜひ、どんどん使ってみてください!